身心一如

なぜ体の歪みを矯正すると、心の病が良くなるのに効果があるのか。

それは、心の働きと云うのは、身体の働きと、実に密接に繋がっているものだからです。

 

うつや統合失調症、パニック障害や自律神経失調症などで心のバランスを崩すと、人は日常生活で普通に行なっているような、当たり前の身体の動かし方も困難になってしまいます。

例えば、ただ歩くにしても力が入らなくてフラフラしたり、逆に力が入りすぎて強張った歩き方になったりと、何気ない動作もおかしくなります。

さらに、座った時でも背筋を伸ばした真っすぐな姿勢を保つことが困難になり、自然とダラッとした体勢や背中の丸まった前傾姿勢ばかりをとるようになってしまうのです。

これは病んだ心の状態では、正しい身体の姿勢を、自らの意志で保とうとするだけの心的余裕が、なくなってしまうからです。

 

そんな姿勢の悪い状態が続くと体が歪むので、神経が圧迫されるなど、不調をきたす要因がさらに出てきます。

これが原因で心の病は、いつまでたっても良くならない状況に陥るのです。

また、そう云った新たなる不調が出てきたことに対して、焦る気持ちが生じたことによって、症状が悪化するようなケースもあります。

そして何より、精神科の治療で良くなったかに見えても、再発してしまう、繰り返してしまう、その大きな要因は、病前・病中に生じていた、体の歪みが改善されていないからにあるのです。

いくら心理療法や薬物療法で症状を取り除いても、身体の歪みが残っている以上、再発の可能性はまだ潜んでいるのです。

場合によっては、治ったあと普通に生活してゆくうちに、歪みが自然に整ってしまう事もあります。そう云うのは再発しないケースになります。

ですが精神状態は一見健康を取り戻したかに見えても、その残った歪みはストレスに弱い等の、再発の危険因子となります。

その危険因子が有る状況下で、姿勢の悪い体勢がまだ続いていたり、日々を忙しく過ごして余裕がなくなったりしていると、この因子は、心のバランスを再度、崩す方向に働くようになるのです。

 

これが、心の病気と云うモノが、治りにくく再発しやすい原因なのです。

精神疾患からも、再発の不安からも、本当に解放されるためには、脊髄・骨盤などの、身体のどこが歪んでいるか、どの歪みが病気を引き起こすかを探り、そのうえで骨格・筋肉などを整えていく必要があるのです。