整体師の目から見た、熱中症対策

まさしく、「本当に」記録的な猛暑が続いており、熱中症で運ばれる方が激増しております。

 

この、「熱中症」というものは、屋外にいて急に倒れたり、屋内で就寝時に熱帯夜であったことが災いしてなったりするイメージが強い為に、
「暑い日にたまたま悪条件が重なったことで起こるもの」と云うように、世間一般では捉えられています。

 

ですが、夏の日々をどのように過ごしているか、その積み重ねによっても、熱中症を招くか招かないかが変わってくるのです。

例えば疲労が蓄積していると、その分熱中症にはかかりやすくなります。特に夏ですと寝苦しい夜が続きますので、いわゆる「睡眠負債」も溜まっていくようになります。

そうなりますと、日中意識を失ったりするリスクは高まってしまうのです。

この、疲労や睡眠負債がたまる原因のひとつには、先にも述べましたが、入浴の際に暑いからと湯船に浸からずにシャワーのみで済ませてしまうという、夏によくやりがちな悪習慣が挙げられます。

 

そして、意外かも知れませんが、夏の暑さでウンザリした気持ち、イライラした気持ちでいることも、熱中症になる要因であったりするのです。

 

ストレスに晒され、精神面で良くない心持ちで過ごしていることで、本物の病気を招いてしまうことは、比較的ありがちな話ではあります。

それは内臓や血液の疾患であったり、ガンや脳卒中もそうやってなるケースはありますし、認知症だってそうしたストレスがきっかけで発症するのは決して珍しい話ではありません。

あるいはうつや統合失調症といった精神面での病気も、ストレスのみならず肉体的な疲労の蓄積が引き金となる要素もあります。

 

このような病と同様の理由で、熱中症もまた、ストレスを上手く処理できずに心の内でつのらせていることでも、かかりやすくなるモノなのです。

極寒の真冬に外にいても、震えたり風邪をひいたり肺炎になったり凍傷になったりはしますが、寒さ自体はそれほど精神的にはストレスはかかりません。ですが猛暑の中では日中外にいるだけで多大なストレスを受けることになりますし、夜も寝付けなかったり外にいても湿気がまとわりついて昼間よりも蒸し暑く感じたりして、やはりストレスを受けることとなります。

このストレスもまた、蓄積すれば蓄積する分だけ、身体も熱中症を引き起こしやすくなるように、変化していってしまうのです。

 

では、この夏のストレスを、どのように解消していけばいいのか。

海外や避暑地・海・山等に出かけたり、屋内で体を動かしたり、スポーツ観戦に出かけたり(屋外での観戦なら、ストレス蓄積の有無にかかわらず、水分補給が必須ですがコレは)することが、ストレス解消には効果を発揮するモノではありますが、皆が皆こういった趣味に興味が持てるわけではありませんし、忙しかったりすればこう云うことの出来る余裕もなくなります。

 

ですが、どこかで何かをしに行かなくとも、夏の暑さによるストレスから身を守る方法はあるのです。

それは、「平常心」を保つことです。

暑くてもそれを表情に出さず、できる限り穏やかな気持ちでいるようにしましょう。

と言っても痩せ我慢するのではなく、「暑いのは夏だから当たり前だ」と、受け流すような心構えでいるのです。

夏特有のストレスから、身を守るには、暑さによるイライラが起きた時に、上手にそれを静める術を身につけることが、必要となります。

 

昼でも夜でも、屋外にいると独り言で「暑いよ~~」とグチりながら歩いている方をよく見かけますが、アレは一番いけません。

共感のできる相手もいないのに一人でうめいていたところで、何の発散にもなりません。