疲労はため込まない方がいい、意外な理由。

疲れがたまりすぎていると肌が荒れたり、精神の安定を失って鬱やパニックを招いたり、血流が悪くなって脳などの重要な血管の詰まりや破裂を引き起こしたりと、あらゆる不調を心身に引き込むことになります。
この、疲れによる不調のひとつに、「アレルギー症状の重篤化」というのがあります。

食物にしろ、金属やゴムにしろ、花粉にしろ、寒暖差にしろ、あらゆるアレルギーは心身の疲弊により出やすくなるものです。
疲労がたまっていると、腕時計をしている手首やパンツのゴムで腰回りがかゆくなったり、花粉症の症状が普段以上に出たりすることは、経験された方も多いかと思います。
また、そういう状況下でどういうわけだか原因不明の蕁麻疹が出ることもありますが、それも疲れによって普段はでないような寒暖差アレルギーだったり、食物アレルギー(普段は少量なら摂っても平気なものが、平気ではなくなったりしますし、普段食べて平気なものでも、疲れている時に摂れば出ると云うことも)だったりするのです。

しかし、そういう既に発症しているアレルギーであれば、気をつけていれば避けることは、ある程度ですが可能と言えなくもありません。

ですが疲れというものは、新たにアレルギーを発症するリスクをも高めてしまう要因にもなっているのです。

例えばいつも食べていた魚介類が、ひどく疲れている時に食べたことがきっかけでアレルギーを発症して、以後食べられなくなったり、春先に疲れを溜め込んでいたら花粉症を患うことになって、その後ずっと涙鼻水の諸症状とつき合っていかねばならなくなったりします。
アレルギーは一度発症すると末永くつきまとうことになりますし、しかも場合によっては他の物でのアレルギーまで引き起こしやすい体質にまでなりかねないのです。
ですので、出来ることならば、アレルギーは発症前に食い止めたいものです。

そのために疲れをためないのは勿論ですが、疲れているときの身の処し方にも気をつけてゆくべきでもあります。
まず心身ともに疲労している時は、「毎食同じものばかり食べない」ことです。特定の食べ物を日常的に摂り続けているとその分ソレでの食物アレルギーを、起こすリスクは高まります。
次に、「触れることでアレルギーを発症するものは体から避け、花粉やハウスダストからも身をまもるようにすること」も重要です。疲労が蓄積している時は腕時計やネックレスを外したり、マスクをしたりすることで、発症のリスクを抑える事はできます。
そして、家族のアレルギーをも確認しておくことが大切です。血縁上にある人物の誰かが花粉症なら、その分花粉症になるリスクは増えますし、家族にそばアレルギーの方がいれば、食物アレルギー、特にそばアレルギー発症の可能性は高まります。その要素がもしあるのでしたら、より一層そういった"モノ"を避け、警戒してゆく必要性があるのです。

アレルギーがもともと無いのであれば、そこまで細かい用心は、必要はないのかもしれません。もしかしたら一切気をつけず金属を常に沢山身につけていて蕎麦やら甲殻類やらをいつも食べ続けていても、生涯アレルギーにはならずに済む可能性は十分にあるのですから。
ですがそういった可能性は、お酒を飲み続けたり煙草を吸い続けたりしていても、人によっては健康でいられると云うような、生まれ持った体質に左右される、傍目からは人生の終わりまで一切わからない未知数の要素でしかありません。
厳重とまでは言わなくとも、どこかで警戒しておくことを、くれぐれも忘れずに。
もちろん有る人は、万全な対策を心がけましょう。