頭痛薬はその日によって効果が変わる

頭痛持ちの方が頼りがちなのは鎮痛剤ですが、
この内服薬で症状を抑えるというのは、どんな症状にしろ、市販薬にしろ処方された薬にせよ、飲むのが人間である以上、避けようのない欠点があります。
それは、「薬の効果がその日の調子や状況に左右されやすい」という点です。

内服薬は胃腸から吸収されて作用を発揮します。
胃腸の調子が悪ければ消化が不十分になったり、あるいは消化されすぎたりします。
この消化の調子は油っこいものを食べたり、食事を減らしたりすることで容易に変化します。
また吸収された薬の成分は血液など体液に入って、それで効果を及ぼします。
この体液の循環も、調子の変動が激しいのです。
血圧を毎日計るとその日によって数値が違うのが、その典型的な例だと言えます。

 

そしてこの体液や胃腸の調子は、精神状態など些細な要因で簡単に変動していきます。
ストレスで胃の調子がおかしくなったり血圧が上がったり、首や頭蓋骨の緊張によって脳脊髄液・リンパ・体液の流れが悪くなったり、眠れずに身体の疲労がとれなかったり、あるいは夏の暑さや冬の寒さで変わっていったりします。

その結果薬が思うように効かなくなったり、逆に効きすぎたり、あるいは吐いたりするようになるのです。
よくある「頭痛薬を飲んだら躁状態、ハイになってしまった」「いつも頭痛になったら飲んでいる薬が、どうも効いている気がしない」というのは、この典型的な例です。

 

「耐性がついたから効かなくなった」というような判断を下しがちですが、決してそうとは限りません。
他にも太ったり痩せたりで、体質が変わることで、ドロドロになったりサラサラになったりと血液など体液の循環も変わることも、薬の効果を変える要因です。
にもかかわらず薬をもっと効きそうな強いものに変えてしまうのは、別の不調を招いたり、より薬への依存度が深まったりする可能性が高まりますので、安易にそういうことを行なうべきではありません。