頭打った拍子に、偏頭痛の発作が起こるメカニズム

昨日・一昨日と、頭を打った時に、頭痛持ち特有の痛みが起きることもあると云う話をしましたが、その話はもう少しばかり続きます。

体質が偏頭痛持ちの方は、その痛みの特徴として、発作が起きると、動けば動くほど痛みが強くなったり、前かがみになるたびに痛くなっていったりします。

頭をぶつけてから偏頭痛の様相を示すようになるのは、上記のような頭の動きによる痛みの悪化と、衝撃からの偏頭痛は基本的に同じものであるからです。

かがんだり動かしたりすると頭の血流に刺激が徐々に加わっていって、それで痛みが次第に激しくなっていくのですが、頭部への衝撃はこの血流への刺激を一気に進ませてしまうので、それでそれから急に痛みの発作が呼び起こされてしまうのです

どんなに激しい頭痛持ちでも、頭をうけば必ずしも痛みの発作が起きると云うわけではないのは、
その日の調子によってはいくら動いても頭痛の発作が起こらないのと同じように、
頭に衝撃を受けても自律神経が乱れた状態でなければ、頭痛を引き起こす血管の拡張は食い止められるからです。

頭をうってからの頭痛というと、深刻な脳の異変が起きているケースもあり、怖いイメージもありますが、
もともとが頭痛持ちであり、かつ頭に受けた衝撃が、立ち上がる時に扉や上の出っ張りにぶつけた程度のものであれば、とりあえずはいつもの発作ということで、すぐ病院に行くほどの対応はしなくてもよいかと思います。
とはいえ状態の変化にはくれぐれも細心の注意を払い、いつもとは違う痛み方であるのなら、早めに医師の診断を受けに行きましょう。